うつ病カウンセリング専科

うつ病カウンセリング専科

うつ病カウンセリング専科とは

いま、うつ病が大変増えています。
統計では、2008年に患者数が104万人を突破し、ここ10年で倍増したと言われていましたので、いまではもっと増えているはずです。
公務員でうつ病のため職場を休んでいる人が多い、ということも最近よく耳にします。
ファイザー株式会社の調査によりますと、一般生活者の12%、実に8人に一人がうつ病あるいはうつ状態という結果が出ています。
そのうち精神科を受診した人が24%で、わずか4分の1に過ぎません。ですから、ほとんどの人が病院に行かずに過ごしていることになります。

私は長年うつ病の人のカウンセリングに取り組んできましたので、この事態にとても危機を感じており、「うつ病カウンセリング専科」を開設することにしました。
これまでのカウンセリング経験を通して言えることは、うつ病の改善にはある程度の期間が必要です。そして、投薬と休養だけでなく、しっかりとカウンセリングを受けて、自分自身を取り戻す必要があります。
それで、「電話カウンセリングあじさい」では、うつ病の方がカウンセリングを継続して受けやすいように、特別料金制にしましたので、気軽にご相談ください。60分で4500円です。

うつ病とはどんな病気か

何らかの原因で、過度のストレス状態や栄養素の不足状態が続くと、脳の中に活性酸素が生まれ、脳の神経細胞が傷つけられます。すると、神経伝達物質の不均衡が生じて、脳神経細胞間の情報がうまく伝えられなくなってしまいます。
こうなると、神経組織が弱くなって、イライラしたり、キレやすくなったり、不安、無気力、落ち込みなどのマイナス思考が強くなると言われています。これがうつ状態です。

うつ病を引き起こすストレスとは

うつ病の発病メカニズムは複雑ですが、多くの場合その引き金となるス トレス要因があるものです。
その中で、特に多いものは、「人間関係のもつれ」、「過度の仕事」、「環境の変化」などです。例えば、夫婦関係がこじれたり、職場での人間関係や仕事で悩んだり、親しい人の死亡、仕事や財産の喪失、育児ノイローゼ、転勤、異動などが挙げられます。

そのほか、からだの病気やその治療薬により引き起こされることもあります。
また偏った食生活によって栄養状態が極端に悪かったり、過度のダイエットや摂食障害などによって、体と精神のバランスが崩れて、うつ状態になることもあります。

うつ病を治すには

うつ病を治すためには、まず休養をとって現在の生活状態を変える必要があります。
この病気は周囲の人に理解してもらうことができにくい場合がありますから、精神科あるいは心療内科にかかって診断書を書いてもらい、職場の人や家族に協力してもらうことが必要です。
抗うつ剤によって、気持ちが落ち着き、イライラや不安感が少なくなることもあります。また、運動療法や光療法といった治療法も症状を軽減させる効果があります。
ただし、これらの療法はうつ病を根本的に治すものではなく、あくまでも対処療法ですから、うつ病の原因となっているストレスと向き合い、それを克服することが大切であることは言うまでもありません。

うつ病カウンセリングとは

私たちはどんな人もさまざまなストレスと向き合いながら生活しています。
でも、人によってはある特定のストレスにとても弱いことがあります。 そのために、そのストレスに負けてしまい、通常の生活ができなくなってしまうのです。その結果、仕事や家事を投げ出してしまうこともあります。
そういう状態を克服するためには、本人が「過去から現在に至るまでの自分自身を知ること」がいちばん大切です。

うつ病カウンセリングはそのような状態の中にある人の心に寄り添い、その人がどのようにしてストレスを抱えこんでしまったかを再現し、その時の自分を客観的に見つめることによって、本来の自分を取り戻していくのです。
そして、その人がそこでとった行動や表現にどんな意味が有り、それがどこから来るのかを共に考えるのです。
私たちが無意識のうちにとっている行動や表現が、じつは過去の経験や体験に基づいていることも多いもので、その事に気づき、そういう場合の対処法を知ることによって、ストレスに振り回されない自分に変わることができるようになるのです。

うつ病チェックリスト

最近、あなたが気になるようでしたら、次の状態がないかどうか、チェックしてみてください。あわせて、診断と解説もお読みください。

あまり楽しいことがなく、周りのことに興味や関心がうすくなった ある/ない
食欲がなく、食べても美味しいと感じられないことがある ある/ない
夜なかなか寝付けないことがある ある/ない
急に不安になったり、イライラすることがある ある/ない
些細なことが気になって落ち着かないことがある ある/ない
ときどき頭痛や腹痛がすることがある ある/ない
最近、集中力が低下している ある/ない
自分の人生を悲観的に考えることがある ある/ない
仕事や家事をしたくないと思う時がある ある/ない
自分の責任を感じて、落ち込むことがある ある/ない
気分が沈んで、ゆううつになることがある ある/ない
体がだるく、疲れやすくなった ある/ない
寂しさやもの悲しさを感じて泣きたいときがある ある/ない
朝はあまり体調が良くないが、夕方から普通になる ある/ない
動作や会話の速度が遅くなったように思う ある/ない

診断と解説

「ある」の数 診断 解説
2以下 正常 あなたにはうつの傾向はありません。自信を持って生活して下さい
3~5 うつ状態 最近あなたの心は疲れ気味で、ときどき「うつ状態」が現れています。病名が付いたら回復が難しくなります。今のうちに心の持ち方や生活のあり方を変えたほうがいいでしよう。早期のカウンセリングをお勧めします。
6~9 うつ病の可能性大 あなたはすでに「うつ病」にかかっている可能性が大きいです。早いうちに精神科あるいは心療内科を受診し、できるだけカウンセリングを受けてください。
10以上 うつ病 あなたはかなり「うつ病」が進行しているようです。早急に精神科あるいは心療内科を受診し、必ずカウンセリングを受けて下さい。